現在妊娠中の筆者が、ずっと興味のあった「胎教」についての記事を執筆したいと思います!
私は、せっかくある程度英語を学んできているため、英語で「胎教」をしてみたいな、と以前から考えていました。
おなかの中の赤ちゃんが動くようになったくらいから、見様見真似で「胎教」らしきことを試しているのですが、ちょっとおもしろい発見があったので、そんな体験談も交えながら書いていきたいと思います。
科学的根拠があるとは言い切れないので、「ふーん、そういうこともあるのかな~笑」というくらいの、面白半分な気持ちでお読みください。
胎教とは
現在妊娠している方や子育て中の方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。
まだおなかの中にいる赤ちゃんに対して、「音楽」を聞かせたり「絵本の読み聞かせ」をしたりするのが「胎教」です。
「胎教」と聞くと、赤ちゃんがお腹の中にいるうちに行う「英才教育」のようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし最近では、「英才教育」というよりも、パパやママと生まれる前の赤ちゃんででコミュニケーションをとることや、妊娠しているママがリラックスすることを目的として行われることが多いようです。
妊娠中のママがストレスを感じると、少なからず赤ちゃんにも影響があるので、ママがリラックスすることで赤ちゃんにも良い影響があるようですよ!
実際に、妊娠中強いストレスを感じると、それまでよく動いていた赤ちゃんがお腹の中であまり動かなくなってしまうといったことがありました。不思議ですね。その度に「良くなかったなー」と反省 笑
胎教はいつから始める?
特に決まりがあるわけではないので、妊娠がわかってすぐ始めても良いですし、胎動を感じ始める18週ごろ(妊娠5~6か月ごろ)から始めても、いつでもOK!
ただ、胎動がわかる時期になってからのほうが、赤ちゃんからの反応を楽しめることがあるのでおすすめのようです。
確かに、最初はただ赤ちゃんが動いているだけだったのが、だんだんとこちらがお腹を軽くたたくと「ぽこ!」とお腹の中から返事があることが増えた感覚があります。「もしかして、聞こえているのかな?」と思えると、もっともっとお腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションをとってみたくなりますね!
マタニティ期に赤ちゃんが聞きたい音って?
ひとつは、いつもママと繋がっていて毎日聞いているママの心臓の鼓動くらいの速さの音。
もうひとつは、440~600Hzくらいの周波数の音で、その中も528Hzの音は「愛の周波数」「奇跡の周波数」とも言われる、もっとも神経に安らぎを与える周波数なんだそうです。
しかし!英語の周波数は2000ヘルツ以上(一方の日本語は1500ヘルツ以下)。
これでは英語を聞かせても心地よくないのでは?と思ってしまいますね。
ただ、赤ちゃんがママの胎内にいるときは、そこまで気にする必要もないのかもしれません。
気にしだすと様々な疑問点が浮かんできますが、赤ちゃんにとって一番身近なママやパパがリラックスしてお腹の赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでいれば、それはきっと赤ちゃんにも伝わるはずです。
マタニティ期に聞いた音は生後の聴覚に影響がある?
英語と日本語にこれだけの周波数の違いがあることを考えると、異なる周波数の言語を聞かせることでその違いに敏感になることはあるかもしれません。
赤ちゃんが生まれる前にお腹の中でよく聞いていた音については、全く聞いたことのない音よりもよく反応するそうです。つまり、ひとつの言語だけで話すママやパパの元に生まれた赤ちゃんと複数の言語で話すパパやママの元に生まれた赤ちゃんとでは、生まれた後にそれぞれの言語に対する反応が異なるようです。
生まれる前から複数言語を聞いていた赤ちゃんは、それぞれの言語に対して好ましい反応をし、それらの違いも区別できるという研究結果もあるくらいです。
胎教におすすめの方法
それではここで、胎教するならこのような方法があります!というものを3つ紹介します。
自分が一番簡単に始められそうだと感じるものから、無理なく始めることがおすすめです。
1.話しかける
簡単なフレーズで良いので、毎日赤ちゃんに話しかける方法です。
身近な家族が話しかけることは、聴覚の発達だけでなく、その後の言語発達や心の安定にも繋がります。
一番簡単にできるのはあいさつでしょうか。朝起きたら「おはよう」、寝る前に「おやすみなさい」。これだけでも赤ちゃんは自然にママやパパの声を聞くことになります。
しかも、あいさつなら誰でも簡単に英語で話しかけることも可能です。
“Good morning, baby !” ” Good night, baby ! “ ”How are you ?”などなど小学生が英語の授業で習うような簡単なフレーズでも、赤ちゃんは耳を傾けているかもしれません。
普段会話で話している言語が日本語でも、たまに英語でも話しかけることで、「あれ?いつも話している言葉となんか違う‥?」と赤ちゃん自身が気づくかもしれません。
2.音楽を聞かせる
ジャンルは特に問わず、ママやパパが好きな曲やリラックスできる曲を流してみましょう。
よく胎教で使うならクラシック音楽、と耳にするような気がしますが、クラシックでなければならないことはありません。赤ちゃんに英語を聞かせたいなら、洋楽もいいかもしれませんね。
筆者は、かなり様々なジャンルの音楽を妊娠中に流していますが、3月にEnglishOneの15周年記念イベントがあった際にはミュージカル「アニー」の「Tomorrow」を生徒さんたちと歌う予定だったので、リビングで、お風呂で、熱唱し練習しました笑
練習していたころはちょうど妊娠5か月~6か月ごろだったので、「毎日同じ歌が聞こえるな~」と聞いていたかもしれません。生まれてきたらまた歌ってみたいと思います。もしかしたら覚えていて、何かしらの反応が見られるかも…?
また、個人的にはDisneyのヒットソングを英語で聞かせることもいいような気がします。理由としては、子ども向けの歌が多いので英語でも歌詞がわかりやすく、何度も聞いているとこちらも少し口ずさめるようになって楽しい(=気分転換効果があるかも!)というのと、赤ちゃんが生まれてきた後にも親しみやすい曲が多いからです。
3.絵本の読み聞かせをする
日本語の絵本なら簡単に読むことができますね。
英語の絵本は少々ハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、絵本の中には読み聞かせCDがついているものもあるので、CDといっしょに練習してみるのもおすすめです。
絵本は、日本語のものでも英語のものでも、生まれた後も赤ちゃんと一緒に継続できるコミュニケーションツールのひとつなので活用していきたいですね。
筆者は図書館で何冊も絵本を借りて、お腹の中の赤ちゃんに読み聞かせをしてみていますが、不思議な現象が起こります。
赤ちゃんがお腹の中で起きているであろう、胎動が激しい時を敢えて選んで英語絵本の読み聞かせをしてみました。英語で読み始めると、激しかった胎動がなぜかピタっと止まります。
「おしまい!」と言って読み終えると「ぽこ!」とまた動き始めました。
1回だけのまぐれかな?とも思ったので、日本語版も英語版もある絵本を使って反応を比較してみました。すると、日本語で読み聞かせをしているときは、胎動がおさまらず読んでいる間もよく動いていたのですが、英語で読み聞かせをするとやはり動きが止まりました…!
科学的根拠はありませんが、先ほどの周波数の違いの話からもわかるように、普段私が話している日本語の感じと英語絵本の読み聞かせで話している英語の感じが違うことがわかるのかもしれませんし、「違う」と感じて耳を傾けているのかもしれません。おもしろいですね。
まとめ
いかがでしたか?
”信じるか信じないかはあなた次第”の、まだまだ謎の多いテーマではありますが、筆者は、日本語にも英語にも興味をもってくれる子どもたちが増えたらいいなといつも思っています。言語は、学べば学ぶほど奥が深くおもしろいものだと感じるので、その気持ちに共感できる人が増えたらうれしいです。
そのためには、子どもを育てる親も、赤ちゃんや子ども自身もリラックスして楽しみながら取り組むことが最も大切です。
英語での胎教は、英語が好きではないのに無理に取り組まなければならないものでも、赤ちゃんがお腹にいるうちに必ず取り組まなければならないものでもないので、興味があって楽しく続けられそう!と思えた方はぜひトライしてみてください。間違いや失敗は気にしないことが大切です。
将来、英語が好きな子どもたちが増えますように!
私自身も、残りわずかの時間を使って無理なく、これから生まれてくる赤ちゃんとの胎教を楽しんでいきたいと思います。