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英検二次面接試験 突破の極意!!

みなさんは、英検こと実用英語技能検定を受験したことはありますか。最近は小学生から受験する子どもたちも多く、ある一定の英検資格を持っていることで高校受験や大学受験、就職にも有利になる場合があります。筆者の独断と偏見から言うと、コツさえつかめば一次試験より簡単です。もちろんある程度の努力は必要ですが、ポイントを意識して練習するだけで誰でも合格を手にすることができます。今回は二次試験合格のための極意!をみなさんにお伝えします。

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①英検の面接(二次試験)とは?

 

実用英語技能検定の3級以上を受験する場合、一次試験(筆記)に合格した後に受けるものです。二次試験に合格してやっと、その級の資格を所持していると認められます。一次試験では「聞く力」「読む力」「書く力」が試されますが、二次試験では聞く」「読む力」に加えて「話す力」が問われます。面接官と一対一で与えられた初見の英文を音読したり、絵を見てその状況を説明したりするものの他に、自身のことについて質問され、それに答える問題もあります。当然、入室から退室まで全て英語でやり取りを行います。1回の面接時間は、級によって多少の差はありますが、5〜7分ほどです。

 

②全級共通:面接(二次試験)の流れ

・入室

面接室の扉をノックし“May I come in?”(入ってもいいですか)と面接官に声をかけるところから始まります。 “Sure.” “Go ahead.”などと応答がありますので、荷物を持ったまま入室します。荷物を隣の椅子に置いていいですよ、などと声をかけられることもあるので “OK.” “Thank you.”などと一言返すと良いですね。このようなちょっとしたやりとりでも、面接官は英語でコミュニケーションをとろうとしているかを見ているので、入室から意識すると良いでしょう。

・二次受験票を渡す

面接官に受験票を渡すように言われます。 “Here you are.”などと言って渡しましょう。これもコミュニケーションのひとつです。

・挨拶と自己紹介

“May I have your name please ?” “This is the 3rd grade test.”このような形で、この面接試験が何級の試験であるかの確認と、名前をいうように求められるので答えます。面接官によっては “How are you today ?” “How did you come here ?” など簡単な質問をされることがあります。慌てずに “I’m good thank you, and you ?” “By train.” などと笑顔で返答できると面接官も「この人は英語を一生懸命話そうとしているな」と判断してくれます。

・試験開始

3級〜2級までは基本的な流れが同じで、カラー刷りの面接カードを渡されそこに書いてある文章を制限時間内で黙読→音読→イラストについての質問→文章についての質問→面接カードを裏返す→自身に関する質問となります。準1級からは、文章がなくなり面接試験の内容も大きく変わります。

・試験終了~退室

すべての質問が終了したら、カードを返却するように言われるので再度“Here you are.”と言って返却し、退室します。最後に一言 “See you.” “Thank you.” “Have a nice day !” などと言ってから退室するのもよいですね。

 

③全級共通:面接のポイント

面接官の目を見て話す

人の目をずっと見つめて話すことが苦手な人も多いですよね。筆者も人の目をずっと見て話すことが苦手で、たいてい目を逸らしてしまいます。ところが、「目を逸らす」「下を向いて話す」「視線が定まらない」といった行為は英検の二次試験においてマイナスポイントになります。目を見て話せない=この人は私のことを信頼していない、自分の発言に自信を持っていないとみなされます。英検の試験だけでなく海外の方と実際に話をする時も目を合わせて会話をするということは信頼関係を築く上でとても大切なポイントになるため、英語を話すときは常に「目を見て話す」を意識しましょう。苦手な方は相手の眉間など目の近くを見るようにし、目をみて話しているように見える工夫をすることも大切です。どうしてもずっと目を見る事が難しい方は、次の質問をされるまでの一瞬だけ視線を落として休憩し、答える時は再度視線を上げるようにしてみると少し楽に話せるかもしれません。

 

積極的な姿勢も評価ポイント

各級の二次試験には「Attitude」という評価項目があります。この単語は「態度」という意味を持ちますが、英検では「積極的に英語を話そうとする姿勢」を評価されると思ってください。

例えば、以下の二人のような受験者がいたらどっちが高評価だと思いますか。

A:カードを渡す時に無言で渡す、質問に答える時はずっと下を向いていて声も小さい、わからないと無言になる受験者 

B:間違っているかもと思いながらも大きな声で目を見て返事をし、わからなくても質問には英語で何かしら答える受験者

 

言わずもがなBの受験者の方が高い評価を受けます。Aは得点が低いどころか受からないかもしれません。意識さえすれば誰でも高得点を取れるのが「Attitude」です。正しい英語を話しているはずなのに不合格になってしまう人は、この部分の評価が良くない可能性があります。改めて自分はどうだったか思い出してみて、次は自信を持って、ハキハキと英語を話してみてください。

 

会話を意識し沈黙しないように

二次試験で最もNGな行動として「沈黙」があげられます。二次試験は前述の通り「話す力」があるか否か評価されるため、会話のキャッチボールができない人は残念ながら合格が難しくなります。本番中、面接官に聞かれた質問の意味がわからない、もっとゆっくりしゃべってくれないかなぁといった場面に出くわすかもしれません。ここで沈黙してしまうと、高い評価を得ることは難しくなってしまいます。そのような時は慌てずにまずは “Pardon me?” “Could you speak more slowly?” などと伝え、もう一度質問を言ってもらったり、ゆっくり話してもらいましょう。先述の通り、会話のキャッチボールが大事になるので。黙るではなく会話することを念頭に置いておきましょう。困った時に使える表現はあらかじめ用意し練習しておくと、当日口から出やすくなりますよ。ただし、質問を繰り返してもらうのは1回までと思っておきましょう。何度も聞き返すのは減点に繋がってしまいます。

では、本当に質問の意味がわからなかった場合はどうしたらよいかですが、最後は想像力を働かせましょう。的外れであっても、知っている単語から推測して何か答えてください。「沈黙」よりもとんちんかんな答えでも「英語で」言っていれば、前述した「Attitude」の得点はとれるかもしれません。

 

明るく元気に自信を持って話す

これが苦手な日本人はとても多いです。日本語自体、抑揚がなく感情があまり乗っていなくても、ぼそぼそしゃべっていてもなんとなく伝わってしまうような言語なので、どうしても母語の癖があるのは仕方のないことです。しかし、英語は日本語と真逆の言語と言ってもいいほど、抑揚やアクセントがあり、感情は盛りに盛られはっきりと発音してしゃべらないと何も伝わらない言語です。試してみてほしいのですが、ものすごく低いテンションで伝わる英語をしゃべれますか。筆者はできません。筆者はもともとローテンションなのですが、英語を話す時だけはいつものローテンションは全く使えません。スイッチを押して切り替えたかのようにハイテンションをキープしないと伝わる英語を話すことは難しいです。私のようにローテンションの方も、二次試験の時はこのハイテンションに切り替えてください。自信がなくてもはっきり話し、笑顔で明るく元気よく話しましょう。それだけで、英語を話す実力が若干足りていなくても合格に近づくことできますよ。

 

④受検級別ポイント

1)3級

文章から出題される質問は、答えがそのまま本文中に書かれているので抜き取って答えることができれば十分合格点です。聞かれた質問文と同じ部分が本文にないかどうかを探しましょう。高得点を狙うなら、代名詞を使って言い換えをしましょう。例えば質問で “many people”と使われていたら、自分が回答する際にはそれを “they”と言い換えるということです。

No.2,3の質問では、inやonなどの前置詞(モノがある場所がどこか)、There is/are~の使い方(人やモノの数)、三単現のsを使った表現(ある人が持っているモノは何か)、be going to~を使った未来形の文の作り方、be -ingを使った現在進行形を理解し表現できるようにしておくと役に立ちます。

No.4,5に関しては自分の普段の生活について簡単に言えるか、普段からさまざまなテーマについて自分の意見を持っていて、なぜそう思うのか理由を言うことができるかが鍵です。No.4Iで始めて自分のことを答えましょう。No.5はYes/No問題なので必ずどちらかをはっきり答えます。その後追加で「なぜですか。」「それについてもっと教えてください。」などと言われるので自分なりに説明できるようにしておきましょう。

 

2)準2級

3級と同様、文章から出題される質問は、そのまま答えが文章中に載っているので質問をよく聞いて同じ単語を探してみましょう。準2級では、絵が2つになります。Aの絵を見て、人々がしていることをできるだけたくさん言い、Bの絵を見て人物が置かれている状況について説明します。3級と同様に現在進行形の言い方と三単現のsを理解し使えるかどうかが問われます。Aの問題で、人物がしている動作はわかるのに英語でなんと言えばいいかわからない時は、人物がモノを動かしていないか見てみましょう。例えば何かを運んでいるけれど、carry(運ぶ)が思い出せない場合move(動かす)を使えば間違ったことは言っていないですよね。わかる単語でたくさん言うことが大切です。そして諦めずにAの絵に出てくる人物全員の動作を言いましょう。Bは2~3文で説明できると良いです。

No.4は本文でテーマとなっている内容に関する質問、No.5は本文とは全く関係ない質問で、どちらもYes/Noとその理由もしくはそれについて詳しく話すことが要求されます。理由や説明は2文程度で答えるようにしましょう。理由①Also,理由②のように回答すると聞き手にとってもわかりやすくなります。

 

3)2級

2級からは、質問の数は4つになりますが、物事を筋道立てて説明する力が必要になります。文章から出題される問題は前述と同様です。No.2は絵が3コマ漫画になります。20秒間準備時間が与えられるので、シチュエーションを理解し説明を考えます。ある過去の出来事が漫画になっているので、基本的にすべて過去形や過去進行形を用いて説明するようにしましょう。セリフのあるところは「ラッキー!」と思って、Mr.○○ said “~~~~”などそのまま利用してしまいましょう。場面の移り変わる箇所にも、そのまま利用できる文言が出てくるのでうまく利用して、円滑に説明します。セリフが必ずあるので○○said to△△や○○asked△△などの表現を知っておくと役に立ちます。No.3は本文のテーマに関する現状をひとつ示され、What do you think about that?と意見を問われます。まずは、I agree.もしくはI disagree.を使って、その現状について、自分もそう思うのか、思わないのかをはっきり示します。そのあと、2文程度でなぜそう思うのか理由を述べましょう。No.4は、テーマと関係ないYes/No質問をされるので、どちらかを答え、なぜか聞かれるのでそう思う理由を2文程度で答えましょう。

 

4)準1級

 

面接の流れが大きく変わるのが準1級です。総合的な話す力とともに社会に関してどれだけ関心があるかが問われます。普段から、ニュースや世の中で話題になっていることに対してアンテナを張り、さまざまな情報に触れた上でそれに対して自分の考えを持っておくことでスムーズに回答ができるようになります。1分間の準備時間が与えられるので4コマ漫画のシチュエーションを理解し、説明の仕方を考えます。2分間で説明しなければならないので、1コマあたり約30秒間で説明するということに慣れていく必要があります。慣れていないと時間が余ったりオーバーしたりするので、何度も練習しましょう。No.2は4コマ漫画に関連するテーマの質問、No.3,4は自分の考えを述べる質問になります。それぞれ、Yes/Noをはっきり主張し、その理由を2文程度で答えましょう。論理的に答えることが大切なので、やはり普段からさまざまな事象について興味関心を寄せ、自分の意見を持つことが重要になります。

5)1級

最難関の1級は、直前に対策本を読んだだけで合格することはできないでしょう。これまでの対策以上に入念な準備が必要です。
当日は、渡されたカードに記された5つのトピックの中から1つを選んで、1分間でスピーチの内容を考え、2分間でそれを発表することが求められます。2分経つとそこで切られてしまうので、なぜそう考えるのかという複数の理由を言い切るには、時間を計りながら何度も練習して2分間を体得する必要があります。トピックの内容は「国連は国際政治においてどのような役割を果たすべきか?」「伝統は常に守る価値があるか?」「オリンピックは商業化されすぎているか?」など、政治、経済、文化、スポーツ、教育、環境問題、健康、科学技術、芸術など多岐に渡ります。世の中で起こる様々な事象に関して常に、自分はどう思うか、なぜそう思うのかを理由や具体例を含めて英語でまとめておく必要があるでしょう。スピーチを終えた後も、外国人と日本人のペアの試験官からかわるがわる質問が飛んできます。意地悪な質問をされても、ひるまず、自分の意見を言い切る強さも大切です。

 

⑤まとめ

英検二次面接試験は、級によって当然難易度は異なります。しかし、どの級にも共通して言えることは、文法を理解し正しい英語を話すことも大切ですが、「英語を使ってコミュニケーションを取ろうとする姿勢」もとても大切ということです。積極的な姿勢が面接官に伝わることで二次試験の合格はぐっと近づきます。もちろん、各級においておさえておくべき表現や自分の意見の主張の仕方を何度も練習し、自分のものにして臨む必要もあります。そのためには、英語教室の先生や学校の英語の先生に面接官になってもらって、実際と同じように練習をしておくことが最も合格に近づく方法でもあるので、ぜひ本番前には対面で面接練習を行なってください。EnglishOneでも2次試験の練習をスポットで受講できますので、ぜひご利用ください。場数を増やして英検の形式に慣れ、合格を勝ち取りましょう!!

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